NOROSHI FARM Online Shop

2026/05/22 15:18

いつものろしファームをご愛顧いただきありがとうございます。
いよいよ田植えが始まりました。1カ月以上続く田植えは盛りだくさんの毎日で、就農して10年以上になりますがいまだに慣れない忙しさです。まは、無事故、健康第一でスタッフ一同ゴールに向けて一致団結です。


「景色を作る仕事」

さて、「農業は作物を育てるだけでなく、景色も作っている」 私たちはこの言葉を、誇りと共に、少しの泥臭さを込めて噛み締めています。
のろしファームの田んぼがある中山間地域では、高齢化や担い手不足により、作り手を失いかけた田んぼが少なくありません。足を取られる深い沼田、デコボコで機械も入らないような条件の悪い田んぼ。「効率」という物差しでは、真っ先に見放されてしまう農地です。私たちは、そんな田んぼこそ引き受け、再生させることに情熱を注いでいます。

「田んぼを生き返らせる」

実は先日、地域の方から「あの田んぼ見違えるほど良くなったね」と声をかけていただきました。その田んぼは、私たちが四年前に借り受けた場所です。 当時は、トラクター・田植え機のエンジンが悲鳴を上げて唸り、一歩も前に進めないほど酷い沼地でした。
まずは排水路を掘り直し、溜まった水を抜く。 次の年、あえて麦を植えることで、土の性質を変えて乾かす。 そして二年、三年と時間をかけて、デコボコだった地面を平らに整えていく。
そうして五年目の今春。ようやく真っ直ぐに苗が並んだその景色を見たとき、地域の方の言葉が、何よりの報酬となりました。 
私たちが守りたいのは、ただの眺めではありません。 一度失われれば二度と戻らない、土地の生命力と、積み重ねてきた技術や歴史。そして、それらが織りなす「生きた風景(風土)」です。
お米やお店のおにぎりやお弁当を召し上がる際、私たちが守り続けている緑豊かな松倉地区の棚田の景色を少しでも感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。
お客様がこうしてお米を手に取ってくださることが、また次の「景色」を耕す力になります。 私たちの自信作、どうぞゆっくりとお楽しみください。皆様の食卓が、温かい笑顔で包まれますように。