2025/11/27 17:02
日頃より、のろしファームをご愛顧いただきありがとうございます。
11月に入り秋も深まってきました。里から見える北アルプスの北端、僧ヶ岳(1855m)も、うっすら雪化粧して紅葉とのコントラストが綺麗な季節です。

稲刈り、大麦の播種も終わり、怒涛の秋の繁忙期もひと段落。
プライベートな時間でドラマや映画を見る余裕が出てきました。最近ハマっているのが「おいしい給食」というドラマです。(最新の劇場版も公開中)学校給食を舞台に、基本コミカルですが、食育要素もあってときに社会派でもあり、しっかり作りこまれたドラマです。
ドラマは冒頭、市原隼人演じる甘利田先生の「私は給食が好きだ。給食の為に学校に来ているといっても過言ではない。」から始まります。好き嫌いが多かった私は、小さい頃から嫌いな献立が並ぶ日の給食も時間は憂鬱でした。嫌いなものを食べたくない気持ちと、残したくない罪悪感の押し問答でしたね。

中学のとき私のクラスには、足の不自由な生徒がいました。補助器具なしに歩くことができるのですが、日常生活でいくつか不自由な場面があります。
例えば給食の時間、おかずや汁物を配膳して自分の机までもっていきますが、その時、彼は安全に汁物をうまく運ぶことが出来なかったり、給食が終わったあと掃除の為に自分の机や椅子を教室の後ろに下げなければいけないのですが、これも大変です。そんなとき彼の近くに座っていた私の友人が彼の手助けを始めました。そのうち私も、その友人を真似るように気を配るようになりました。足の不自由な彼はとても陽気な性格で、おとぼけで笑わせてくれるいいキャラでした。そして、自然に彼を囲んで給食を食べるようになって、それはたのしくて、やさしくていい時間でした。担任の先生もそんな私たちをみて、いい顔してましたね。
今でもその感覚を鮮明に覚えています。当時、当然嫌いな献立もあったでしょう、嫌いなものも我慢して食べたと思います。それでも、今になっても私の記憶に深く残っているのは友人とたのしく食べた給食の時間です。
「嫌いなものは嫌い!不味いものは不味い!」
これも誰もが持ち合わせる感覚です。

「おいしく食べる」とはシンプルな言葉ですが、ドラマと共に中学校のときの思い出も蘇ってほっこりした気持ちになりました。
