田植えが始まりました！今年は「なんて立派な苗なんだ。田植えも欠株もない植え方！」と喜んでくださる村の方、お店に足を運んでくださるお客様、皆さまに励まされて春がスタートしております。今月は1年の業務を凝縮したような時期に自分たちが共感した話をお送りします。（例年ですと家でもピリピリしていて言葉を発するのも怖く　集中が続く時期です。例えるなら約2か月少々ずっと救急救命の現場のような状態です｡）　何かを成し遂げる時「心技体」が揃っている事が求められます。この心技体は大事な順番と言われますが、と同時に難しい、弱い順序でもあるそうです。弱い「心」を強くするには「技」が必要です。しかし「技」を身に着けるには時間を要します。こうなれば根底に「体力」が必要となってきます。最初に習得したいのが体力です。

　私は、長距離マラソンをしているような日々ですが、体力は有限で犠牲にしがちです。一食だけでも家庭料理を作ることを今期の自分へ課しました。家族や周りの力を借りて…今までは外食が続いたり、まともに食べずに寝落ちしたり、そんな事が続き春先の花粉症が酷くなりました。二人とも家よりも仕事場に居る時間が長く、キッチンスタッフに朝食まかないを作ってほしいとお願いし、もうひと踏ん張りがきくようになりました。本当に食事がもつ力は大きいと思うし、細胞レベルで食の有難さを感じます。作ってくれるスタッフは神様に見えます。

　生産班の田んぼスタッフに「体力」の部分で何が貢献できるかと考え、キッチンスタッフに協力をお願いして、朝食おにぎりと汁物のまかないを始めました。私が嬉しいように、田んぼスタッフも喜んでくれています。食の大事さと仲間の有難さを多忙時に再認識している春でもあります。　

　いつものろしファームに来てくださりありがとうございます。

　今回は、猛烈に忙しい代表に代わり稗苗史絵がお届けしました。　

「心技体」参考：「太田上田」えなりかずきゲストの会